ヘナってなぁに?
植物「へナ」は、5,000年以上の歴史をもつアーユルヴェーダハーブの一つです。頭皮の健康を取り戻す力、髪にハリ・コシ・ツヤを与える力に優れています。
ヘナ(ヘンナ)は、ミソハギ科の植物の名で、和名は指甲花(シコウカ)・ツマクレナイノキ・エジプトイボタノキといいます。
主に、マニキュアやヘナタトゥなどの染料として古代から使用されてきたハーブです。
毛髪の染料やトリートメントという用途も、約5000年の歴史があります。
また、伝承医学アーユルヴェーダの薬用という用途も盛んだったようです。
私たちが手にするヘナ製品は、南アジアや中東諸国に生育する『HENNA』の葉を乾燥させ粉末にしたものです。ヘナは有機栽培されています。中でもラジャスタン地方で採取されたものが最上級とされています。
ヘナの葉の主成分である『LAWSONIA(ローソニア)』に、染色の元となるナフトキノ橙色色素が含まれます。これが、酸性溶液中で、毛髪の主成分であるケラチンに絡みつく性質があるために、染色効果が生まれます。
ヘナがタンパク質と結合する際に毛表皮に絡み付くように薄い被膜を形成することで、トリートメントの効果も生まれます。キューティクルを保護し、髪にハリ、コシ、ツヤを与え、紫外線による毛髪へのダメージも防ぐことができます。さらに、ポリフェノールやビタミン類などが頭皮に対してケア効果を高めています。
ヘナ業界では大きく分けて3パターンの種類が出回っています。
- 天然100%ヘナ(ヘナ+ハーブ):ハリ、コシ、ツヤなどのトリートメント効果
- HC染料入りヘナ(ヘナ+HC染料):色味を強く出すためにヘナに化粧品染料を入れている
- その他のヘナ(ヘナ+ジアミン他):短時間で黒くなる。ヘアカラーと同じ人工染料入り
ヘナの3大効果
頭皮ケア
ヘナを頭皮全体に塗ることは、ちょうど泥パックをするのと同じ。毛根についた汚れや余分な脂も施術後のシャンプー時に一緒に落し、頭皮を洗浄し、潤いを与え、フケ、カユミ、抜毛、頭皮臭を抑えます。
髪ケア
ネコ毛、クセ毛にもコーティングされスタイリングが持続できます。
色
ヘナの葉の主成分ローソニアの橙色色素が、毛髪の主成分であるケラチンに絡みつき、自身の髪の上に色が重なります。
ヘナのご使用方法
※音量にご注意ください。
- ネコ毛:ハリがでる、太さがでる
- クセ毛:ボリュームを抑える
- コーティング:ツヤが出る
- スタイリング:持続